ヒルデガルト式断食6日目

断食を始めて6日目の朝。毎朝目を覚ますとベッドの中で食べるというか溶けるまでなめる、苦いジンジャークッキーも残りが最後の一枚。今日が最後の朝でした。

断食では、断食の効果を高めるために腸洗浄を行うそうで、浣腸をしたり下剤を内服する場合もあるそうですが、ヒルデガルト式断食ではこのジンジャークッキーを摂ることで便意を促すそうです。「フィジカ」でヒルデガルトは、排便を促したいときにはジンジャークッキーを作り摂るようにと述べています。このクッキーは、ジンジャー、ガジュツとリコリスを使って作ります。

断食も明日の昼で終わるのだな~と、長いようであっと言う間でした。唾を飲み込むと喉の左側が痛く感じられるのですが、体は元気です。

午前のレクチャーを終えて、この日の昼は栗のスープでした。

栗はヒルデガルトが健康に100%役立つと述べる食べ物の一つですので、ヒルデガルトの食事療法では重要な食材ですので、このスープが出るのは当然といえは当然ですね。

体調も回復してきたし、この日は何日かぶりにお天気が回復してお日様も顔を出すこともあったので、午後の散歩にも参加することにしました。

散歩する途中にある羊小屋です。羊小屋には子羊がいてぬいぐるみのように可愛い!

晴れた日には、近くの柵に囲まれた原っぱに移されていることも。そばを通ると、子羊を守ろうとするためか、親羊がメエメエと威嚇するように鳴きます。

散歩は、いつもと違う道を通っていつも休憩する湖畔のカフェに行こうとしたのですが、湖沿いの同じ道を通って行くのがいいという意見が出で、結局いつもと同じ道を歩くことに。

毎日同じ道を散歩して何が楽しいの?と思うのですが…。

カフェでは、風邪が早く治るようにとカモミールティーを飲みました。それがカモミールティーを飲んだら、ものすごい空腹感に襲われて、こんな強い空腹感は断食中でも感じたことなかったので、ある意味でカモミールティーの威力を実感しました。

カフェから帰る途中は、ライプツィヒから参加している参加者と話をしながらホテルに戻ってきました。

彼女はご主人と一緒に参加しています。何日か前に夜のレクチャーの後でクエンチワインを飲みに行った時に、彼女のご主人が私の隣に座ったとき、ヒルデガルトに興味を持ったのは奥さんの影響からと聞いていました。その彼女がヒルデガルトに興味を持ったのは彼女のお母さんがヒルデガルトに興味があったからだとのこと。

ドイツでは、親がヒルデガルトに興味があってその影響でヒルデガルトに興味を持つようになったというパターンをよく聞きます。断食中に聞いた話ですが、オーストリアの有名なスキー選手マティアス・マイヤーは、リウマチを患い歩くのもままならないほどだったそうですが、シュトレーロフ博士の治療院にヒルデガルト療法を受けて回復したそうです。彼がヒルデガルト療法を受けたきっかけは、やはりお母さんがヒルデガルトのことを知っていたからだとか聞きました。


ところで散歩にはご主人は参加しておらず、夕方ご主人が姿を現したときには髪が短くなっていました。なんと他の参加者と一緒に床屋に行っていたとか。断食中に床屋に行くの?と不思議です。長くなったので今回はここまでにしておきます。

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