ヒルデガルト風フキ味噌

植物たちは、すでに春の訪れを感じ取っているのでしょうか?

気がつけば今年も庭にたくさんのフキノトウが生え出ていました。早速摘んで、今年もヒルデガルト風のフキノトウ味噌を作ってみました。

細かく刻んだフキノトウを油で炒めながら、ガランガル、ワイルドタイムやフェンネルなどのヒルデガルト料理でお馴染みのスパイスに味噌と、ふと閃いてスペルト小麦粉も少々加えてみました。スペルト小麦粉を加えたせいでしょうか、普通のフキ味噌よりもねっとりした感じに出来上がりました。

フキはキク科の植物で、英語ではJapanese Butterburと呼ばれています。Butterbur(バターバー)の大きな葉は、昔バターを包むのに使われていたことからそう呼ばれるようになったそうです。

ヒルデガルトは、「フィジカ」でバターバーについて、冷と湿の性質があり、この性質により勢いよく育つと、まるでフキが日陰で湿気のある場所を好むことを知っていたようです。

そしてバーターバーは潰瘍のある部分に当てると、バターバーの強い冷性は悪い体液を引き寄せると述べています。

ただヒルデガルトは、食べ物としてのバターバーについては触れていないので、食べ物とは見なしていなかったのかもしれませんね。

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