玉ねぎがたくさん届いたので、久しぶりに玉ねぎパイを作りました。
「中世修道院の食卓」で紹介されている、ヒルデガルト風の玉ねぎパイです。生地はヒルデガルトが穀物の中では最もよいと述べるスペルト小麦粉を使用し、フィリングは玉ねぎだけで作ります。
この玉ねぎパイを美味しく作るポイントは、薄くスライスした玉ねぎを、あめ色になるまで焦げないように弱火で少なくとも一時間位、バターで炒めることです。1Kgの玉ねぎを、焦がさないようにひたすら炒めるのは大変です。なのでこの玉ねぎパイを作るときは、いつも「これから作るぞ!」と意気込んでから作ります。この1kgの玉ネギをあめ色になるまでひたすら炒めることで、砂糖を全く使っていないのに、玉ネギからの自然な甘みのあるパイが出来上がります。フィリングに加えたサワークリームの酸味が玉ねぎの甘みと程よくマッチした、とても素朴な味のパイです。
前回お知らせした、11月23日(土)に開催するヒルデガルトのお食事会で、この玉ねぎパイをお出しする予定です。
聖ヒルデガルト料理研究会
ようこそ、St. Hildegard Küche Study Group(聖ヒルデガルト料理研究会)のウェブサイトへ!すでにFacebookでは、同名のページを開設しヒルデガルト・フォン・ビンゲンについて、食の教えを中心に情報を発信しております。 こちらのウェブサイトでは、ヒルデガルトが勧める食材やスパイス、ヒルデガルト料理やお料理のレシピなどなど、色々ご紹介していきたいと思います。
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