昨夜の中秋の名月に、もし夜空にお月様を眺めることができたなら、ヒルデガルトの喜びのクッキーとも言われるエネルギークッキー(ドイツではこう呼ばれています)を頂きながらお月見を楽しみたいと思っていました。残念ながらお月様を眺めることできませんでしたが。
ヒルデガルトは月について何か述べているか気になったので、調べてみました。「フィジカ」には月についての記述はありませんでしたが、「病因と治療」で次のように述べています。
月は火と薄い空気から成り、大気中に浮かび、大気によって支えられて、そこにとどまる。月の輝きが失われると、それは太陽の下へ沈む。太陽からは、まるで琥珀が鉄を引き寄せるように、月を引き寄せる円軌道が広がっている。太陽は月を輝かせるが、他の惑星や星、大気、そして月の周りの他の天体もまた、月に向かって輝き、月が輝くのを助ける。月が明るくなってくると、それは徐々に満ちてゆく。まるで薪の火や家がゆっくりと燃え上がり、ついにはすっかり燃え上がるように。月が成長して満ちていく間、太陽は天空の高みをしっかりと支え、決して放さない。太陽は、天空の上部が明るいため、その明かりを携えて昼を運び、月は地上が暗いため、夜を運ぶ。しかし、月が満ちると、妊婦のようになり、光を送り出して、星々へと行き渡らせる。こうして星々はより明るくなる。
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