ヒルデガルトの巡礼路の本をやっと読み終えました。
途中何度も読むのを中断しなければならず、再び読み進める時には前に読んだ内容を忘れてしまい、また前の部分を読み返したりしたのでかなり時間がかかってしまいました。
巡礼路についてだけでなく、これまで知ることのなかったヒルデガルトの家族についてや幼少期の家庭環境などについても触れており興味深かったでした。一部訳したので紹介いたします。
「西暦1098年の春、神聖ローマ帝国の真っただ中に、あるマナーハウスで一人の少女が誕生した。貴族の両親ヒルデベルトとメヒティルトは、10人目の子供をヒルデガルトと名付け、「ため息をつきながら」、彼女をtithe(十分の一税)として神に捧げた。このような両親による新生児の奉納は、彼女の時代には特異なことではなかった。後年、ヒルデガルトはこの習慣を自分では受け入れたが、他の人には勧めなかった。ヒルデガルトの9人の兄妹のうち、7人が知られている。長兄のドルトウィン、ロリクス(後にマインツ大聖堂の聖歌隊長)、フーゴ(後にトーリィの司祭)、4人の妹のイルムガルト、ユッタ、オディラ、そして後にヒルデガルトの修道院で修道女になったクレメンティア。つまり9人のうち4人が修道生活を選んだのである。これもまた、彼女の時代には珍しいことではなかったようだ。」
いつかはこの本を携えて、ヒルデガルトの巡礼路を歩きたいと思っています。
聖ヒルデガルト料理研究会
ようこそ、St. Hildegard Küche Study Group(聖ヒルデガルト料理研究会)のウェブサイトへ!すでにFacebookでは、同名のページを開設しヒルデガルト・フォン・ビンゲンについて、食の教えを中心に情報を発信しております。 こちらのウェブサイトでは、ヒルデガルトが勧める食材やスパイス、ヒルデガルト料理やお料理のレシピなどなど、色々ご紹介していきたいと思います。
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