同じ仲間の植物のガランガルの評価は高いのですが、ショウガについてヒルデガルトは、健康な人や太っている人には害になる食べ物であると述べています。ショウガは、人を鈍感、無気力で卑しくさせるそうです。唯一、体から水分が失われて干からびて弱っている時に、ショウガの粉末を入れたスープ（おそらくショウガ湯のようなもの？）を空腹時に食べなさいと。けれど良くなったら、もう食べないようにと。

またショウガには排泄を促す働きがあるとヒルデガルトは考えていたようで、ジンジャーやリコリスなどで作るクッキーのレシピを残しています。

このレシピをもとに作られたクッキーが、ドイツでヒルデガルト式断食セミナーに参加した時に、断食中に毎朝食べるようにと配られました。↓

2020.06