ヒルデガルトの命日が近づいているので、

ヒルデガルトの命日（9月17日）が近づいているので、ヒルデガルトの著述を色々紹介していこうと思います。これは彼女の有名な神学書「Scivias（道を知れ）」から、

私と一緒に見よ！

私がこの世に生を受けて43年目に、天からのビジョンが私を畏敬の念で満たし、震え上がらせた。

私が見ていると、その輝きの中から神の声が私に語りかけた：

かよわい、人間よ、哀れでおどおどしている。

見たこと聞いたことを述べなさい。すべてを書き留めなさい。

あなたは発言することに怯えているし、あなたの話しぶりは素朴で無教育だから、人間的なレトリックや知性に頼ることなく、神が示し、告げられたことをそのまま書き留めなければならない。

宇宙を導いておられる神の御心に、この努めにおいてあなたを導いていただこう。さあこの努めに取りかかれ。これらのビジョンを語りなさい。

これは、神の子イエスが受肉して1141年目、私が42歳と7ヶ月のときに起こったことである。

何かが私の心の中で天からの稲妻のように爆発し、私の目をくらませた。それは私の思考を飲み込み、太陽の光が触れるものを暖めるように、私の心を燃やすことなく暖めた。

突然、私は詩篇の意味、福音書記者の書いたもの、その他の旧約聖書や新約聖書の意味を理解した。

正式な指導を全く受けていないので、私の文法はまったくよくないにも関わらず、突然に、私は詩篇の意味、福音書記者が書いたこと、そして他のすべての旧約聖書と新約聖書の意味を理解した。

Scivias（道を知れ）、

St. Hildegard of Bingen, Doctor of the Church

by Carmen Acevedo Butcherより