Scivias(道を知れ)ーつづき

Scivias(道を知れ)から、前回は神から「見たこと聞いたことを書き留めよと」命じられたときのことについてのヒルデガルトの告白を紹介しましたが、今回は神からの命令に従うことに躊躇し悩み、その後ようやくSciviasの執筆に取り組み書き上げるまでを、ヒルデガルトが語っている部分を紹介します。


ビジョンへの自己疑念:

それでも、私はこの命令にすぐには従わなかった。 自己疑念が私を躊躇させた。私は自分の決断に対する他人の意見を細かく検討し、自分自身の悪い意見を吟味した。ついに、ある日、私はあまりにも具合が悪くてベッドから起き上がれないことに気づいた。この病気を通して、神は私にもっと耳を傾けることを教えた。

その後、親友のリヒャルディスとフォルマールが私に書くよう強く勧めたので、私は書いた。私はこの本を書き始め、なんとか10年以内に書き終える力をもらった。

これらのビジョンは私自身の想像力によって作り上げたものではなく、他の誰かの想像力によるものでもない。私は天の地にいたときにこれらを見た。それらは神の神秘であり、神の秘密である。

私がそれらを書き留めたのは、天の声が私に「見て、話せよ!聞いて、書け!」と言い続けたからである。

Scivias(道を知れ)

St. Hildegard von Bingen, Dovtor of the Church

by Carmen Acevedo Butcherより

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